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point神戸日独協会文化講座『ベートーベンとその音楽』第2回。

講義テーマ:動と静の弁証法~クロイツェル・ソナタを通して
講師:大阪音楽大学講師 横原千史氏
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ヴァイオリン・ソナタ。実はまだ未踏の地でしたが、今日のためにとりあえずこの曲だけ予習してました。全10曲のうちの9曲目、当初はブリッジタワーと言う黒人との混血のヴァイオリニストのために書かれて初演は彼の演奏でされたんだけど、その後仲違いしたかなにかでフランスのヴァイオリニストのクロイツェルに献呈されたので、この名前がついたとか、それくらいの知識しかなかったんですが。

今日は、ちょっとへこんだけど(笑)、またまた興味深い講義でした。

内容は、
1.ベートーヴェンの「新しい道」
2.初演のてんてこ舞い ベートーヴェンとブリッジタワー
3.初期批評から
4.作品構造の特質
  新しい時間構造
  動と静の弁証法
  ドラマ的ソナタ形式

1はこの曲が書かれた時期が、交響曲第3番などの「傑作の森」への入り口あたりである、うんぬん。時系列がよくわかってなかったんだけど、ヴァイオリン・ソナタは結構早い時期にほとんどの曲を書いてしまってたんですねぇ。

2は、初演時のお話。この曲の第3楽章は元々別の曲用に作られていたものなので、譜面は清書されてたそうですが、第1楽章はなんとコンサート当日早朝に出来上がって弟子のリースに写譜させたもの、第2楽章はベートーヴェンの手書き(<めちゃくちゃ悪筆!)で演奏しなければならなかったそうな。しかもピアノ譜には書いてないところもあり、コンサートは朝の8時からだったそうで、まさに「てんてこ舞い」な状況で、想像するだに恐ろしい。ブリッジタワーさんすごいな(笑)。ピアノはベートーヴェン本人の演奏で、はぁ、なんともうらやましい...。ちなみに最終的にこの曲を献呈されたクロイツェルはと言えば、この曲を理解できず一度も演奏をしなかったそうです。

3は、譜面が出てすぐの批評とそれからほぼ3カ月後の批評を比べて。出た当初の記事は好意的なんだけど、そのあと譜面を詳しく見てからの批評家のコメントはかなりイヤミな感じ(笑)。「人と違うことを(無理に)やろうとしている」だの「グロテスク」だの、「一種の美的芸術的テロリズム」だの!(<カッコエエ~!(笑))

4は譜面の抜粋を見ながら。序奏の後に「動」(テーゼ)の主題で前進駆動、その後突然コラール風リズムの「静」(アンチテーゼ)の主題が出てきて停滞、その後いろんな展開があって最後には止揚(アウフヘーベン)へ、というスタイル(=弁証法)の説明。わたしなんか、まず「弁証法」ってなんでしたっけ?って感じなんだけど(と言う訳で、wiki先生のページにとんでみる)、音を聴きながら説明を聞いたら、なんかわかったような、わかったつもりになったような(笑)。だけど、この曲に限らずベートーヴェンの曲って、動と静の対比が多いよね。怒り狂ってるかと思えば、えも言われんくらいうっとり優しかったり。そこがわたしのハートにグッと来る(笑)ところでもあり。(って、そういう男が好きとか、そんなんじゃありませんけども(笑)。)

わたしが聴いてるのは全集に入ってたズッカーマン/ナイクルグ(1992)のでしたが、今日何種類かちょこっとだけずつ聴いたうちで、クレーメル/アルゲリッチ(1994)のが緊張感があって良かったなぁ。去年出たというレーピン/アルゲリッチのも良さそうでしたが。

それにしても楽譜がさっぱりわからん。最初に「ちょっとへこんだ」って書いたけど、それで(笑)。いくら逸話やら手紙やらを読んで知ったところで、楽譜や音楽用語がわからんようではどうしようもないんでないの?とか。だけど、わたしの脳は数字と音符を受け入れるのを拒んでいる(笑)。数字とか音符を読もうとすると、頭の中で重~い鉄製のシャッターがおりるよな感覚になるのよ。わかる?(笑)まあね、別に音楽そのものだけで十分楽しめるんだからそれでいいやん!とも思うんだけど、知ってた方がより楽しいかも、とか思うとねぇ。欲が出るんだねぇ(笑)。しかしそんなことでへこんでるのもアホらしいので、前に買った『よくわかる楽典』だけでもちびちびと読むぞっと(音符のとこらへんですでに挫折中(笑))。フィドル続けてたら、ちょっとはマシになってたかしらん?だけどやってる時も全然楽譜見れてなかったからな~。曲が短かったから出来た芸当ですな(笑)。

今日は人の質問に便乗して質問した。と言ってももちろん音楽的な事じゃなくて(笑)、先生が持って来られてた音楽之友社の書簡集と岩波文庫から出てたのとどちらが内容が多いのか?って質問だったんだけど、もちろん先の書簡集の方が詳しいんだった。だけどこれって古本でも落ちてないよな~と思ったけど、オイオイ一体どこを目指してるんだワタシよ?って感じなので(今さら:笑)、岩波文庫のだけで満足することにしました。にゃははん。

次回は「ベートーヴェンの宗教曲(ミサ曲)」。そう言えば昨日の朝久々にミサ・ソレムニス聴いてたら、帰りに寄ったパン・カンテ(マルビル地下にある美味しいパン屋さん)でもかかってて、あそこっていつもオペラばっかりやのに、ちょっとびっくりした。「だから何?」とか言わんといて(笑)。

2008/07/26(土)23:16 | Music | トラックバック(0) | コメント(0)

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