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pointレクチャー/ベートーヴェン カルテットの魅力@いずみホール

ただいまのわたくし、ベートーヴェンのカルテット(弦楽四重奏曲)にはまり中。そんなところに、いずみホールにて6月から、ベートーヴェン弦楽四重奏曲の全曲演奏会が始まるなんて、なんてタイミングの良い、と言うか去年の交響曲全曲演奏会の時と言い、いずみホールからの狙い撃ち、多すぎ(笑)。

ベートーヴェンの全集を買った時、一通り一応聴いたものの、「やっぱり、オーケストラが鳴ってない曲はBGMやなぁ」な~んて思っていたんだけど、第九についての本を買って読んでいたら、弦楽四重奏曲第15番の第5楽章が、当初第九の第4楽章になる予定だった曲で、動機も他の楽章と関連してる、というようなことが書かれていたので、どれどれ、と思って聴いてみたらば、第九との関連性はさっぱり判別できなかったものの(笑)、第3楽章の祈りのような、希望のような、シガーロスも尻尾巻いて逃げだすような美しさ(一応、ギタポな人にもわかるように例えてみましたが、そもそもギタポな友達はこんなの読んでくれてないか...(笑))に痺れてしまい、それから他の曲も聴きだして、「これがBGMだってぇ~?今まで何聴いとったんじゃ~!」ってくらいに打ちのめされた次第...。それからは、全16曲+大フーガをとっかえひっかえ聴き続けております。

さて、今日行われたのは、全曲演奏会関連企画として、いずみホールディレクター・国立音楽大学教授の礒山雅さん、シリーズ企画アドヴァイザー・東京藝術大学教授の土田英三郎さん(「アドヴァイザー」とは肩書きのみで実際は何もしてないとおっしゃってたけど(笑))、アルティ弦楽四重奏団チェリストの上村昇さんが、クァルテット・アルモニコの演奏と共に、ベートーヴェンのカルテットの魅力を2時間で無料レクチャーしちゃいましょうというもの。サイトでこの企画を知ったのは先着順締切の3日前で、慌てて往復はがき買って送って、ギリギリセーフ!

磯山さんによると、いずみホールの大きさからして弦楽四重奏曲にぴったりなので、全曲演奏会企画をずっとやりたかったが今まではお客さんが集まりそうになかったのでやれなかったとのことで、今回は満を持して、ということらしい。わたしみたいなのが増えたのかも(笑)。レクチャー前半は教授のお二人で、初期(1~6番)・中期(7~11番)・後期(8~16番・大フーガ)に分けられるそれぞれの特徴の大まかな解説。ハイドン、モーツァルトなどの大先輩たちの傑作を意識しながらも、すでにベートーヴェンらしさが表れている初期は、交響曲第5番のように、ひとつのモチーフが全編を通して積み重ねられているということや、第4楽章ではメランコリー(当時はメランコリーと言えば躁と鬱の状態、だとか)が表現されている、云々、をCDで一部聴きつつ。中期の、ロシア貴族のラズモフスキー伯爵に献呈された(当時、少なくない数の曲がロシア貴族に献呈されていることから、彼らの功績は大きい、云々)ラズモフスキー1番~3番(7~9番)は、単純に集められた曲ではなく、緻密に考え抜かれた関連性がある3曲のチクルスとも言えるような構成になっている、云々。この頃から、まったくの内輪の音楽だった弦楽四重奏が一般にも演奏されるようになったんだそうな。そして、中期の曲群から10年も経ってから作曲された後期は、一直線とも言える中期の曲とは全く違い、どこに向かうのかわからない、不連続性が感じられる叙情的・抽象的な構造性を持つ、だけど分析すると繋がりがある、迷路のような曲たち。12~15番もまたチクルス的で、同じ旋律を共有している、云々。

後半は、アルティ弦楽四重奏団(全曲演奏会ではvol.2で登場)チェリストの上村さんも解説に加わって、女性4人組のクァルテット・アルモニコの演奏を聴いた。1曲目は第1番。今回は珍しい初稿の演奏で、との事だったけど、違いがわかるほど聴き込んでなかった(笑)。でもなんか、生で聴いて、ふくらはぎの辺りまでぶわ~っと鳥肌が立った(笑)。オーケストラとはまた違う感動だなぁ。2曲目は、上村さんがご自分で弾きながらうるうるしてしまったという(馬鹿みたいなのでココだけの話で、とおっしゃっていた(笑))、14番の第4楽章の第6(と言ってたと思う)変奏部分から。そして最後は、ピアノソナタ第9番(Op.14/1)をベートーヴェン自身が弦楽四重奏に編曲したものから第2楽章を。ピアノの曲を弦楽器用に直すのは難しいのだそうな。へぇ~。

とか(笑)、土田さんは後期の曲は僕もまだわかりきれてないところがある、と言うようなことをおっしゃっていたけど、何がわかりきれてない、のかもさっぱりわからん、後期の曲が大好きだけど迷路にいることも気づいてなかったようなドシロートのわたしでも、聴き方がちょこっとだけ深く変わりそうな興味深いお話と、なかなか普通では聴けないようなものも聴かせてもらえて、すごくためになったし、行って良かった。最近暗い事ばっかり考え込んでたんで、良い気分転換にもなりました。で、当然買ってしまいましたよチケット。と言うか、まあ行く前から買うつもりだったんだけど(笑)。前半4回セット通し券(後半分は6月発売)。セット券はもう数組しか残ってなくて、最前列。まあ、いずみホールだから大丈夫でしょ。あ~あ、すっかりいずみホールの策略(笑)にかかってるね~。でもすっごく楽しみ。

帰りは第14番を何度も聴きながら。家に着いた時はアレグロの第7楽章で、玄関でヘッドフォン外せずノリノリ(笑)になっていたら、ベッドで寝ていると思ってたアギさんが、キッチンの床に座って暗闇の中から真面目な顔でじ~っとこっちを見ていた。いや~ん。はずかしぃ~。

(*え~と、文中の解説はひょっとしたらわたしの聞き取り間違い・勘違いもあるかも知れませんがご容赦を。)

2008/04/26(土)23:10 | Music | トラックバック(0) | コメント(4)

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pointみなみ虫 []

>そらさん
探してみてねん♪って、無理です!(笑)

だけどそらさんの説明、本よりずっとわかりやすかったですー。
そうそう、第4楽章って書いちゃったけど第5でしたね。

そらさんみたいにこんなにいろいろわかったら、
また違う楽しみ方ができるんだろうなぁ。
かっこい~(羨望の眼差し)。
音楽の授業は、からきしダメでしたわたし...。

2008/04/29(火) 15:09:52 | URL | [ 編集]

pointそら [第九と15番5楽章の関連について書いておきます。]

第九の各楽章は「レ-ラ-ファ-レ」で統一されています。

第1楽章は「レラ~ ファレ~ らふぁ~ らふぁれ~!」ですし、
第2楽章は「レっれれ ラっらら ファっふぁふぁ レっれれ!」
ですし、
第3楽章は「レ~ラ~♭し~ファ~♭みレ~ふぁ~♭し~どれ~ふぁ♭みど~」

で、15番の5楽章の、
「ら~みどらら~♯そ」
というメロディーを第九のニ短調に移調すると
「レ~ラファレれ~♯ど」
なんですよね。
第九の4楽章を、「歓喜の歌を入れるバージョン」と「声楽を入れない・短調バージョン」のどっちにするかで散々迷って、結局は歓喜の歌バージョンをとったわけですが、短調バージョンも捨てるには忍びないというので、イ短調に移調して15番の終楽章に持ってきたんでしょうねえ。

ちなみに歓喜のメロディーには「レラファレ」はないので、またベトベン苦悩の挙句、歓喜の前の前段(あの、やかましいところ)に「レラファレ」を含めてます。探してみてねん♪

2008/04/28(月) 00:30:05 | URL | [ 編集]

pointみなみ虫 []

>クワチョロさん
わたしは何と言われても第3楽章です!(笑)
って言うかもうホントにどの曲も素晴らしいですよね...。はぁ~(溜息)。

いずみホール企画、キュッヒルカルテットって名前がないのですが、と思って調べてみたらウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団のことなのですね。

2008/04/27(日) 11:00:49 | URL | [ 編集]

pointクワチョロ [15番の終楽章のメロディは美しすぎます!!]

後期の弦楽四重奏はマジでヤヴァいですよね。
自分も良さに気付いたのはここ2年くらいでですが^^;
いずみホールの企画、キュッヒルカルテットも登場しますよね!
行きたいです(>_<)

2008/04/27(日) 00:34:03 | URL | [ 編集]

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