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point「原子力で地球を救えるか?~CO2と温暖化問題~」京都大学原子炉実験所 小出裕章氏講演会。Part3.

Part1.Part2.の続きです。

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Ⅳ.何よりも必要なことはエネルギー消費を抑えること

エネルギー消費の格差

 ただし、地球の生命環境を破壊している罪は人類に等しくあるのではありません。世界でエネルギーがどのように分配され使用されているかを図14 に示します。一人当たりの消費量で言えば、最もエネルギーを消費している国と最もエネルギーを利用できない国とでは1000 倍の格差があります。また、私たち日本人一人ひとりも世界平均の約2倍、アジア諸国に比べれば10 倍から100 倍のエネルギーを使っています。

ywca14.jpg

 また世界人口を四つにわけ、エネルギーをたくさん使う順番に「工業文明国(いわゆる先進国)」、「工業文明追従国(いわゆる発展途上国)」、「第三世界の半分」、「極貧の第三世界」としましょう。それぞれのグループには、いずれも約16 億人の人間が含まれます。そして、それぞれのグループが世界全体で使うエネルギーのどれだけの割合を使っているかを考えてみます。まず、「工業文明国」の人間が、エネルギー使用量全体の68%を使ってしまいます。次に「工業文明追随国」が17%を使い、世界人口の半数を占める第三世界の人々には、全体のわずか15%しか残されません。第三世界の中でも奪い合いがあり、強い方のグループが全体の10%を使い、最もエネルギーを使えない「極貧の第三世界」はわずか5%しか使えません。

世界の国々の平均寿命

 図1は日本という一つの地域について、時間的なエネルギー使用量の変化を尺度として寿命がいかに変わるかを示しました。同じことは、今日というある時刻の中での、世界各国のエネルギー使用量の違いを尺度にしても言えます。図15 に世界各国のエネルギー消費量と寿命との関係を示します。上部に横に長く分布している「エネルギー浪費国家群」では、現在の日本がそうであるように、エネルギー使用量をいくら増やしても寿命を延ばすことはもはやできません。逆に、図の左の軸周辺に「エネルギー窮乏国家群」として示した国々の中では、使用できるエネルギー量が絶対的に欠乏しているため、生命自身を維持できない国があります。そうした国の中には平均寿命がいまだに30~40 歳代の国があります。もし、そうした国で、エネルギー消費を少しでも増やすことができれば寿命は飛躍的に長くなりますが、残念ながら世界の政治の状況はそれを許しません。

ywca15.jpg

環境破壊の責任はごく一部の「先進国」にある

 種としての人類が地球環境を破壊してきて、今またそれを加速していることは確実です。しかし、人類の内部を見れば、一方には生きることに関係ないエネルギーを厖大に浪費する国がある一方、生きるために必要最低限のエネルギーすら使えない人々も存在しています。今この地球上には、11 億もの人々が「絶対的貧困(1日1ドル以下で生活し、食べるものがない、きれいな飲み水がないなど、生きていくのに最低限度必要なものさえ手に入れることのできない状態)」に喘ぎ、5 億の人々が飢餓に直面しています。「先進国」に住む私たちが贅沢な暮らしをすれば地球環境はますます悪化しますが、悪化に対処することができない貧しい国々の人々はますます苦況に追いやられます。

危機的な日本の環境

 日本においては1880 年代以降、50 年で10 倍になるような率でエネルギー消費の拡大を続けてきて、現在、日本への日射量の総量に比べて約0.6%のエネルギーを人為的に消費しています(図16 参照)。

ywca16.jpg

太陽から地球に届くエネルギーのうち、3 割は地球の大気表面で直接反射されてしまいますし、一部は雲で反射され、地表に達するのはまた一部になります。また、地球に達する太陽エネルギーのうちわずか0.2%のエネルギーで、風、波、空気の対流など、私たちが自然現象と呼んでいる現象が起きています。日本への日射量と比較するとそれはほぼ0.66%になります。つまり、今現在、私たちは日本で自然現象起こしているエネルギーとほぼ等しいエネルギーを人為的に使っていることになります。もし、このままエネルギー消費の拡大を続けるならば、数年後には日射量の1%、2050 年には10%、2100 年には太陽が日本に与えてくれているエネルギーと等しいだけのエネルギーを人為的に消費することになってしまいます。そうした時代がどんな時代になるか人類には経験がありません。またそれを予測できるような学問もありません。しかし、かりにその時代の日本においてまだ人が生きられたとしても、従来と同じスピードでエネルギーの浪費を続けるかぎり2150 年には日射量の10 倍、2200 年には100 倍のエネルギーを使うことになってしまいます。そのような未来に人類が生き延びられないことは当然です。エネルギーの浪費に慣れてしまった日本人にとって、エネルギー消費を抑えることは容易なことでありません。そのため、多くの日本人は消費を抑えることなど出来ない、もっと便利に暮らしたいと言います。しかし、できなければ、自らの生きる環境を失うだけです。

 現在騒がれている地球温暖化問題は、地球全体で進行する危機を扱っています。しかし、危機は地球全体だけでなく、個別地域的に起こってきました。日本で起きた数々の公害もそうでしたし、ヨーロッパの酸性雨もまた地域的に多大な被害を生じました。核実験による放射能汚染にしても、もちろん全地球的な汚染もありましたが、実験場周辺での被害が深刻でした、同じことはチェルノブイリ原子力発電所の事故でもいえます。温暖化ということであれば、都市のヒートアイランド化も問題でしょう。
 
 地球温暖化問題が現在の最重要課題だと言っている人たちは、自分が関わっている課題だけしか見えなくなって、広い視野を忘れています。それは、「温暖化予測業界の論理でしか考えられなくなった」と彼ら自身が自戒を込めて書いている通りです。

少欲知足

 いったい、私たちはどれほどのものに囲まれて生きれば幸せといえるのでしょう?人工衛星から夜の地球を見ると、日本は不夜城のごとく煌々と夜の闇に浮かび上がります。建物に入ろうとすれば、自動ドアが開き、人々は階段ではなくエスカレーターやエレベータに群がります。夏だというのに冷房をきかせて、長袖のスーツで働きます。そして、電気をふんだんに投入して作られる野菜や果物は、季節感のなくなった食卓を彩ります。

 地球温暖化、もっと正確に言えば気候変動の原因は、日本政府や原子力推進派が宣伝しているように、単に二酸化炭素の増加にあるのではありません。産業革命以降、特に第二次世界戦争以降の急速なエネルギー消費の拡大の過程で二酸化炭素が大量に放出されたことは事実ですし、それが気候変動の一部の原因になっていることも本当でしょう。しかし、生命環境破壊の真因は、「先進国」と呼ばれる一部の人類が産業革命以降、エネルギーの膨大な浪費を始めたこと、そのこと自体にあります。そのため、多数の生物種がすでに絶滅させられたし、今も絶滅されようとしています。地球の環境が大切であるというのであれば、二酸化炭素の放出を減らすなどという生易しいことではすみません。すでに述べたように、人類の諸活動が引き起こした災害には大気汚染海洋汚染森林破壊酸性雨砂漠化産業廃棄物生活廃棄物環境ホルモン放射能汚染、さらには貧困戦争などがあります。そのどれをとっても巨大な脅威です。温暖化が仮に脅威だとしても、無数にある脅威の一つに過ぎませんし、その原因の一つに二酸化炭素があるかもしれないというに過ぎません。日本を含め「先進国」と自称している国々に求められていることは、何よりもエネルギー浪費社会を改めることです。あらゆる意味で原子力は最悪の選択ですし、代替エネルギーを探すなどと言う生ぬるいことを考える前に、まずはエネルギー消費の抑制こそに目を向けなければいけません。

 残念ではありますが、人間とは愚かにも欲深い生き物のようです。種としての人類が生き延びることに価値があるかどうか、私には分りません。しかし、もし地球の生命環境を私たちの子供や孫たちに引き渡したいのであれば、その道はただ一つ「知足」しかありません。一度手に入れてしまった贅沢な生活を棄てるには苦痛が伴う場合もあるでしょう。当然、浪費社会を変えるには長い時間がかかります。しかし、世界全体が持続的に平和に暮らす道がそれしかないとすれば、私たちが人類としての叡智を手に入れる以外にありません。私たちが日常的に使っているエネルギーが本当に必要なものなのかどうか真剣に考え、一刻でも早くエネルギー浪費型の社会を改める作業に取り掛からなければなりません。


CD「つながる生命」から「若狭の海」
作詞、作曲、唄 姫野洋三

若狭の海に雪が舞う
あやしげな光につつまれ
行き交う船に 力もなく
重くのしかかる 原発銀座


夜をあんなに明るくしといて
夏をあんなに寒くしといて
まだまだ 足りないなんて


足で扉を開けて
足を使わず 階段昇る
電気でお湯を沸かして
電気で野菜をつくる

(*繰り返し)

味も香りもない放射能
毎日せっせと作り続けて
孫の孫の孫の代まで
汚れた世界だけを残すという

(*繰り返し)

若狭の海に立てば
暗闇の静けさの中
生命の叫びを聞く
生命の叫びを聞く

夜をこんなに明るくしといて
夏をこんなに寒くしといて
まだまだ 足りないなんて

(歌を聴きたい方はこちら→http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1429/wakasa-no-umi.htmlで聴けます。)
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2010/07/18(日)21:50 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(2)

point「原子力で地球を救えるか?~CO2と温暖化問題~」京都大学原子炉実験所 小出裕章氏講演会。Part2.

Part1.の続きです。

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Ⅲ.原発は最悪

原子力発電もまた大量の二酸化炭素を放出する

 原子力とはウランやプルトニウムの核分裂現象を利用します。核分裂現象は、通常の物が燃える場合に二酸化炭素が出る現象とは異なります。そのため、日本の国や電力会社は「原子力は二酸化炭素を出さず、環境にやさしい」と宣伝してきました。ただし、その宣伝は、最近では「原子力は発電時に二酸化炭素を出さない」に微妙に変わってきています。何故でしょう?
 100 万KW の原発を1年運転するために必要な作業の流れを図9に示します。

ywca09.jpg

 図9で中央やや下よりに「原子炉」と書いた部分が原子力発電所です。これを動かせば、今日標準的となった100 万kW の原発の場合、1年間に約70 億kWh の電気が生み出されます。しかし、この原子炉を動かそうと思えば、「ウラン鉱山」でウランを掘ってくる段階に始まり、それを「製錬」し、核分裂性ウランを「濃縮」し、原子炉の中で燃えるように「加工」しなければなりません。そのすべての段階で、厖大な資材やエネルギーが投入され、厖大な廃物が生み出されます。さらに原子炉を建設するためにも厖大な資材とエネルギーが要り、運転するためにもまた厖大な資材とエネルギーが要り、そして、様々な放射性核種が生み出されます。これら厖大な資材を供給し、施設を建設し、そして運転するためには、たくさんの化石燃料が使われざるを得ません。結局、原子炉を運転しようと思えば、もちろん厖大な二酸化炭素が放出されてしまいます。この事実があるため、国や電力会社も「発電時に」と言う言葉を追加せざるを得なかったのでした。しかし、「発電時に」と言うことが原子力発電所を動かすことを示すのであれば、原子力発電所の建設にも運転にも厖大な資材や化石燃料を必要としているのですから、その宣伝もまた正しくありません。その上、たしかに核分裂現象は二酸化炭素を生みませんが、その代わりに生むものは核分裂生成物、つまり死の灰です。二酸化炭素は地球の生命環境にとって必須の物質ですが、核分裂生成物(死の灰)はいかなる意味でも有害な物質です。二酸化炭素を生まないとの理由だけを強調して、死の灰に目をつぶる議論はもともと間違っています。

JAROによる裁定

 原子力を推進する国や電力会社は、原子力は二酸化炭素を出さないとして、「エコ」であるとか「クリーン」であると、マスコミ、ミニコミ、あらゆる手段を使って四六時中宣伝しています。このような宣伝の洪水に晒されれば、多くの日本人が、それを信じてしまうことはやむをえないことでしょう。その宣伝に違和感を思えた一人の若者がJARO(日本広告審査機構)に、こうした宣伝の正当性について審査を求めました。JARO は専門家による審査委員会を作って検討し、以下のような裁定を下しました。
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 今回の雑誌広告においては、原子力発電あるいは放射性降下物等の安全性について一切の説明なしに、発電の際にCO2 を出さないことだけを捉えて「クリーン」と表現しているため、疑念を持つ一般消費者も少なくないと考えられる。
 今後は原子力発電の地球環境に及ぼす影響や安全性について充分な説明なしに、発電の際にCO2 を出さないことだけを限定的に捉えて「クリーン」と表現すべきでないと考える。
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 あまりに当然な裁定ですが、JARO は民間の機関で強制力を持たないため、国と電力会社はこの裁定を無視して、相変わらず偽りの宣伝を流し続けています。

低レベル放射性廃物

 図9には原子炉の運転に伴って「低レベル放射性廃物」が生じることを記しましたが、ドラム缶に詰められたその総量はすでに150 万本近くなりました。発電所敷地内にある貯蔵施設の容量は今現在90万本ほどしかなく、始末に困った発電所側は、一度ドラム缶に詰めたごみのうち燃えるものはドラム缶から引き出して焼却し、60 万本以上のドラム缶を減らしました。それでも容赦なくゴミが増えてくるため、すでに20 万本以上を青森県六ヶ所村に運んで、次々と埋め捨てにしています(図10 参照)。

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そして、日本の国は、それが安全になるまでに300 年間管理するのだと言っています。日本で原子力発電を行って利益を得ているのは電力会社です。当然、生み出す放射能のごみに責任があるのは、電力会社のはずです。しかし、現在の九電力が生まれたのは戦後で、その歴史は未だに58 年しかありません。その電力会社が放射能のごみを300 年間管理すると保証できる道理がありません。そこで、電力会社は放射能のごみは国の責任で管理してくれるよう求め、日本の国はそれを受け入れました。しかし、300 年と言う時間の長さはどの程度の長さなのでしょうか? 明治維新で現在の日本の国家体制ができてからわずか142 年しかたっていません。米国など未だに234 年の歴史しかありません。現在から300 年昔にさかのぼれば元禄時代、忠臣蔵討ち入りの時代です。その時代の人々が現在の私たちの社会を想像できた道理がないように、私たちが300 年後の社会を想像することなど到底できません。もちろん現在の電力会社など存在しないでしょうし、民主党という政党も、自民党という政党もないでしょう。日本の国すらないかもしれない彼方です。それにもかかわらず、生み出した放射能のごみを300 年にもわたって一体どうやって誰の責任で管理するのでしょう?

ywca11.jpg

どうにもできない使用済み燃料

 現在日本には54 基、4900 万kW 分の原子力発電所が動いていて、私たちは電気が欲しいといって原子力発電を動かしながら、毎年、広島原爆約5 万発分に相当する死の灰を生み出しています。日本で原子力発電が始まって以降、原子力発電はたしかに6兆kWh を超える電力を生み出しました。しかし、その裏で不可避的に生み出した死の灰の総量は、すでに広島原爆110 万発を超えています(図11 参照)。

ywca11a.jpg

正直に言うと、私自身その恐ろしさを実感できません。日本人の一人ひとりが等しくこの放射能に責任があるとは思いませんが、もし原子力の恩恵を受けている今の世代の人間が等しく責任を負うとするならば、セシウム137 の減衰を考慮してなお、わずか150人で広島原爆1 発分の放射能に責任を負うことになります。
 人類初の原子炉が動き出したのは1942 年のことでした。それ以降すでに60 年以上の歳月が過ぎ、その間死の灰を死の灰でなくそうと研究が続けられてきましたが、困難はますます増えるばかりで一向にその方法が視えません。人類は死の灰を生み出すことはできるようになりましたが、死の灰を無毒化する力を持っていません。そうなれば、できることは死の灰を人類の生活環境から隔離することしかありません。放射能にはそれぞれ寿命があり、一口に「死の灰」といっても、寿命の長いものも短いものもあります。代表的な核分裂生成物、セシウム137 の半減期は30 年です。それが1000 分の1 に減ってくれるまでには300 年の時間がかかります。
 その上、原子力発電が生み出す放射能には、もっとずっと長い寿命を持った放射能があります。たとえば、長崎原爆の材料にもなったプルトニウム239 の半減期は2 万4000 年で、それが1000 分の1 になるまでには24 万年かかります。原子力発電所の使用済み燃料(あるいはそれを再処理して生じる高レベル放射性廃物)は、およそ100 万年に亘って人間の生活環境から隔離しなければならない危険物です。日本では現在、青森県六ヶ所村に建設された貯蔵施設(高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター)に、およそ50 年間を目処に一時的に貯蔵して当座をしのいでいます。また、2000 年5 月に「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」が成立し、その廃物は、深さ300~1000mの地下に埋め捨てにする方法が唯一のものと決められました。しかし、どんなに考えたところで、100 万年後の社会など想像できる道理がありません。もちろん現存しているすべての国は消滅しているでしょうし、人類そのものが存在しているかどうかすら分かりません。その頃にもし人類がこの地球上に存在していれば、地下300mや1000mなど、ごく普通の生活環境になってしまっているかも知れません。地層処分の選択をせざるをえなかったのは、他に考えた方策がどれもだめだったからに過ぎません(図12 参照)。

ywca12.jpg

結局、人類は原発が生み出す廃物の処分方法を知らないまま今日まで来てしまいました。いまだにその処分法を確定できた国は世界に1つもありません。もし、高レベル放射性廃物を現在の日本の国が言っているような方法でなく、きちんと管理し続けようとすれば一体どのような手段があるのか、現在の科学では、シナリオすら描けません。したがって、一体どれくらいのエネルギーが必要になるか定量的に示すこともできませんが、発電して得たエネルギーをはるかに上回ってしまうことは想像に難くありません。もちろん、二酸化炭素の放出も膨大になってしまうでしょう。

厖大な温廃水

 今日100 万kW と呼ばれる原子力発電所が標準的になりましたが、その原子炉の中では300 万kW 分の熱が出ています。その300 万kW 分の熱のうちの100 万kW を電気にしているだけであって、残りの200 万kW は海に捨てています(図13 参照)。私が原子力について勉強を始めた頃、当時、東大の助教授をしていた水戸巌さんが私「『原子力発電所』と言う呼び方は正しくない。あれは正しく言うなら『海温め装置』だ」と教えてくれました。300 万kW のエネルギーを出して200 万kW は海を暖めている、残りの僅か3 分の1 を電気にしているだけなのですから、メインの仕事は海暖めです。そういうものを発電所と呼ぶこと自体が間違いです。

ywca13.jpg

 その上、海を温めるということは海から見れば実に迷惑なことです。海には海の生態系があって、そこに適したたくさんの生物が生きています。100 万kW の原子力発電所の場合、1 秒間に70 トンの海水の温度を7 度上げます。近畿一の大河である淀川でもその流量は1 秒間に150 トンしかありません。日本全体でも、1 秒間に70 トンの流量を超える川は30 に満ちません。原子力発電所を造るということは、その敷地に忽然として暖かい川を出現させることになります。
 日本というこの国が国家として「美しい」とは思えませんが、気候に恵まれた、得がたい生命環境だと私は思います。たとえば、雨は地球の生態系を持続させる上で決定的に重要なものですが、日本の降水量は平均で1700mm/年を越え、世界でも雨の恵みを受けている貴重な国の一つです。国土全体では毎年6500 億トン近い雨水を受けています。それによって豊かな森林が育ち、長期にわたって稲作が持続的に可能になってきました。また、日本の河川の総流量は約4000 億トンです。一方、現在日本には55基、電気出力で約5000 万kW の原子力発電所があり、それが流す温排水の総量は1年間に1000 億トンに達します。日本の全河川の流量に換算すれば約2度も暖かくしていることになり、これで温暖化しなければ、その方が不思議です。
 もちろん日本には原子力発電所を上回る火力発電所が稼動していて、それらも冷却水として海水を使っています。しかし、現在の原子力発電所は、燃料の健全性の制約から1次冷却水の温度を高々330℃までしか上げることができず、そのため発電の熱効率は約33%でしかありません。一方、最近の火力発電所の熱効率は50%を超えており、もし原子力から火力に転換することができれば、それだけで海に捨てる熱をはるかに少なく済ませることができます。

---Part3.に続きます。

2010/07/14(水)00:28 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(2)

point「原子力で地球を救えるか?~CO2と温暖化問題~」京都大学原子炉実験所 小出裕章氏講演会。Part1.

7月3日(土)に大阪YWCAにて行われた、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの講演会を聴きに行きました。一人でも多くの人に知って欲しい、ほんとうのことがたくさん聴けました。自分の感想と共に簡潔にまとめるのがブログとしては良いのかも知れないけど、いただいたレジュメを読んでいたら、カット出来るところなんかないよなぁと思い、とてもありがたい事にレジュメ転載の許可をいただけたので(断じて、手抜きではない!(笑))、今回は導入部分ですが、あんまり長いと最後まで読んでもらえるかわからないので(笑)、今回から3回に分けてアップします。ゆっくりじっくりお読みください。それでは、どうぞ。(図はクリックすると大きくなるものもあります。図と文のレイアウトは、元のレジュメから都合上変更してあります。文中太字は原文のままです。)

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2010年7月3日 大阪YWCA講演会
原子力で地球を救えるか?~CO2と温暖化問題~
京都大学原子炉実験所 小出 裕章さん

Ⅰ.エネルギー消費の歴史と現代

エネルギーと寿命

 人類を他の生物と区別して人類らしくしたものは火や道具の使用でした。そして、エネルギーの消費は人類の寿命にも密接に関係しています。図1に過去の日本のエネルギー消費量と寿命との関連を示します。現在、日本は世界一の長寿命国になっていますが、100年前は、日本人の平均寿命は40歳代でした。当時はまだ日本では電気すらろくに使えない時代でしたし、一人ひとりのエネルギー消費量も現在の私たちに比べれば10分の1ほどしかありませんでした。

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 ただ、図1を細かく見れば、幾つか大切なことに気づきます。第一に、利用できるエネルギー量が絶対的に少ないと人は長生きできないと言うことです。第二は、絶対的に不足していたエネルギー消費量をわずかに増加させることができれば、寿命が飛躍的に延びるということ、そして第三に、ある程度以上のエネルギー消費は寿命の延長に役に立たないということです。1960年代の高度成長期やバブル期を含めた1990年前後には、エネルギー消費は急激に伸びましたが、その期間における寿命の延びはほんのわずかでしかありません。今の日本では、生きることではなく、贅沢をするためにエネルギーが使われています。


地球の歴史と人類の歴史

 地球は46 億年前に誕生したといわれます。誕生当初の地球は生命が根付くには過酷過ぎ、生命が誕生するまでには数億年の時の流れが必要でした。40 億年前に生まれた生命は、おそらくは今の常識から言えば、生命と呼ぶにはあまりにも原始的なものだったでしょう。その後、様々な生物種が生まれ、そして滅びました。人類と呼べるような生物種がこの地球上に誕生したのは、400 万年前とも600 万年前とも言われますが、地球や生命の歴史に比べれば、人類の歴史などいずれにしても1000 分の1 の長さでしかありません。もし、地球の歴史を1 年として1月1日から時をたどれば、人類が発生したのは春も夏も秋も過ぎ、冬が来て、大晦日の午後になってからに過ぎません。
 その人類は現在地球上で栄華を極めていますが、人類が今日のようにエネルギーを膨大に使い始めるようになったのは18 世紀末の産業革命からで、それ以降わずか200 年しか経っていません。それを地球の歴史を1 年と考える尺度に当てはめれば、大晦日の夜11 時59 分59 秒にしかならず、残り1 秒のことです。その200 年の歴史で人類が使ったエネルギーは人類が数百万年で使った全エネルギーの6 割を超えます。

人類の贅沢の陰で絶滅する生物

 そのため、地球の生命環境は危機に瀕しています。命あるものいずれ死ぬのは避けられません。個体にしてもそうですし、種としての生物もそうです。地球上には、これまでにもたくさんの生物種が生まれては滅んできました。数千万年前までこの地球を支配していたといわれる恐竜たちも、忽然と姿を消しました。その原因は、宇宙からの巨大隕石の落下だという説もあれば、肉体が巨大化しすぎて生命を維持できなくなったとの説もあります。しかし、恐竜たちからみれば、いずれにしても万やむをえない理由で絶滅に追い込まれたのでしょう。人類も一つの生物種として、いずれは絶滅します。ところが、図2に示すように、人類は自らの栄華のために地球上に住む多くの生物種を絶滅に追い込んできました。結局、人類は、他の生物種を含めた地球の生命環境を破壊し、その挙句に自らも絶滅することになります。人類は自らを万物の霊長と呼んでいますが、むしろ愚かな生き物というべきでしょう。

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Ⅱ. 地球温暖化と原子力

地球温暖化の原因は多様

 大気中の二酸化炭素濃度が増加していることは科学的に確実です(図3参照)。

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地球全体が温暖化しているかどうかについてはたくさんの議論がありますが、私自身は、この200 年を考える限りたぶん温暖化してきていると思います(図4参照)。

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 そして、温暖化がこのまま進むと人類にとっての世界、そして一部の動植物にとって破滅的な現象となる可能性があるように見えます。そのため、現在は多くの人々が二酸化炭素の放出を減らすことが何よりも大切な課題であると思いこまされています。しかし、地球の温暖化と大気中二酸化炭素濃度の増加という2 つの事実に関連があるのかないのか、もしあるとすればどちらが原因でどちらが結果かは科学的に示さなければいけません。
 人類による化石燃料の消費が急速に進み、二酸化炭素放出が激増したのは第二次世界戦争後、つまり1946 年以降のことです(図5参照)。

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一方、現在観測されている地球の温暖化現象はすでに19 世紀の初頭から始まっています(図6)。

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 つまり人類による二酸化炭素放出とは無関係に、地球の自然現象として温暖化は起きてきたのです。そのため、二酸化炭素を悪者視するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)すら20 世紀後半の温暖化に限って二酸化炭素が主因だと主張しているにすぎません。たしかに、20 世紀後半の温暖化の原因に人類による諸活動がある可能性は高いでしょう。しかし、人類の諸活動には二酸化炭素放出だけがあるのではなく、原因を二酸化炭素だけに押し付けることがまず間違っています。
 その上、二酸化炭素濃度の増加が地球温暖化の原因だとする主張とは、逆の結果を示しているデータもあります(図7)。

ywca07.jpg

 この図は、よく議論されているように、二酸化炭素の長期的上昇傾向を差し引いた上でのもので、二酸化炭素濃度の上昇自体は前提にされています。しかし、それでもなお気温が上がった後に二酸化炭素濃度が増え、気温が下がると二酸化炭素濃度が減る、つまり、気温が上下することで二酸化炭素が上下していることを示しています。どうしてそうなるかも説明できます。すなわち、先に書きましたとおり、地球上の二酸化炭素はそのほとんどが海水中に溶け込んで存在していています。気温が上がることで、海水の温度が上がり、海水に溶け込んでいた二酸化炭素が大気中に出てくることは当然です。このように、地球の大気温度の変化、二酸化炭素濃度の変化は、お互いに影響し合う関係にあるし、その要因も複雑です。
 自然は大変複雑な系です。その地球の温度も地球誕生以降大きな変動を繰り返してきました。人類などまだ誕生する以前には現在よりさらに高温だった中生代があり、恐竜たちが生きていました。新生代に入っても、大きな氷河期を4回も経験し、現在は4番目の氷河期が終わった温暖期にあります。現在問題にされている最近150 年間の温度増加など高々0.8 度程度でしかありませんが、それぞれの氷河期とそれが終わった温暖期の気温には約10 度もの違いがありました(図8参照)。

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 それでも、北極の白熊を含め、こんなことで絶滅はしませんでした。現在、北極の白熊などが絶滅の危機に瀕しているのは温暖化のためではなく、人類が地球上にはびこりすぎ、他の生物の生命環境を侵食してきたからです。
 地球の温度に影響する原因のうち、人為的でない自然の要因には、地球の歳差運動が関係するミランコビッチサイクル、太陽活動による変動サイクルエル・ニーニョラ・ニーニャなど地球自体の要因、さらには火山の爆発などがあり、大気中の二酸化炭素濃度も気温も長い周期、短い周期、あるいは大幅小幅にと多様な変化をしてきました。観測している地球の平均気温も大気中の二酸化炭素の濃度もそれらすべてが関係しながら変動しています。人為的な要因が地球を温暖化させている可能性は高いと私は思いますし、「予防原則」を適用して、その温暖化を防止しようということも必要かもしれません。しかし、すでに述べたように、それは科学の議論ではなく政治的、政策的な議論の範疇に入ることです。

歪められた主張

 その上、人類が引き起こした災害には、大気汚染、海洋汚染、森林破壊、酸性雨、放射能汚染、さらには貧困、戦争などがあり、温暖化はそのうちの一つに過ぎません。そしてその温暖化の原因の一つの要因に二酸化炭素があるというに過ぎません。地球温暖化問題は、現時点では、科学的な根拠が薄弱なまま、政治的に引き回されています。
 一番ひどい主張は、二酸化炭素の放出を減らすためには、化石燃料への依存をやめ、二酸化炭素を出さない原子力に切り替えなければいけないという宣伝です。今日の報告はそれが如何にでたらめかを述べるものですが、現在の二酸化炭素悪者説には、それだけでないたくさんの嘘があります。まず、地球温暖化の原因は多様であり、二酸化炭素だけが原因ではありません。そして本当に大切なことは、生命環境を守るためにはエネルギー浪費を減らすことこそ必要なのに、それがむしろ見えなくされてしまっています。

---今回はここまで。Part2に続きます。

2010/07/12(月)23:52 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(0)

pointガザ自由船団に対する攻撃と平和活動家の殺傷に関するネット署名。

以下、ブログ「辺野古浜通信」より引用です。よろしくお願いします。

---
簡単な署名です。一人でも多くの方のご参加をよろしくお願いいたします。

また、私たちにまず出来る身近な抗議・抵抗は、
イスラエル協力企業の製品を購入しないこと…下記をご覧いただき覚えてください。
注意深くお金を使うために・・・主なイスラエル支援企業
次に米軍基地を沖縄なくすことです。

転載します--------

京都の岡です。

イスラエルのガザ自由船団に対する攻撃と平和活動家の殺傷に関し、調査と責任者の説明責任と封鎖解除を求める請願のネット署名が、集められています。

http://www.avaaz.org/en/gaza_flotilla_1/?vl

署名はいったん20万に達した時点で国連と世界の指導者に送られます。
1日で、126000、集まっています。
そう書いているそばから、刻々と増え続けています。

署名して、友人知人のみなさんにご転送ください。

ネット署名はその簡便さゆえに安直で、どこまで重きが置かれるのか、分かりませんが、でも、今、できることのすべてをしたいと思います。100万、200万、1000万、集まったら、無視できない力になるのではないかと思います。
それとあわせて、日本の中でも、行動を起こしていくことが必要です。

以下、請願の日本語訳です。

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ガザ:襲撃について調査士、封鎖を終わらせろ

ガザ人道船団に対するイスラエルの殺人的襲撃は世界じゅうの怒りを招いています。
今回、私たちは、私たちの指導者の口先だけの言葉を受け容れることはできません。
行動を起こす時です。
この署名は、20万筆に達したところで国連および世界の指導者たちに送られます。
あなたも署名して、真実と説明責任とガザに正義を求める世界的な要請に参加してください。

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請願の内容;
諸政府ならびに国際機関への請願
私たちは、船団に対する攻撃について直ちに独立した調査と、責任者による十分な説明責任、
そしてガザの封鎖解除を求めます。
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Sign the Petition の欄の空欄に、名前、メールアドレス、電話番号、国、郵便番号を記入して、Sign Petition をクリックしてください。

以下、署名要請のメールです。
英文のままですが、ご参考までにコピーします。

(・・・と言っている間に、もう127000に迫る勢いです)

おか まり

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2010/06/03(木)01:07 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(0)

point「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」より、緊急署名のお願い。

【転送・転載大歓迎】

● 連休中に【緊急署名・沖縄の民意に応えてください】にご賛同下さい!!
● メールでの署名を心から呼びかけます!!

◆メールでの署名集約の期限は5月5日(水・休日)です。どうか、ご協力を!!

 みなさん! 普天間基地をめぐる情勢が急速に煮詰まってきました。沖縄では4月25日、普天間基地の「県内移設」に反対する県民大会に9万人もの人びとが参加し日本政府に「県民の総意」を鮮明に示しました。しかし鳩山政権は大会の成功を表向き「民意の一つ」とか「重く受け止める」としながら、「沖縄の民意」に応える気はまったくありません。
 それどころか、大会の翌日にはワシントンで日米外務・防衛実務者会議を開き、対米交渉を加速させ始めました。鳩山首相は徳之島に影響力を持つ元衆議院議員、徳田虎雄氏に会って、沖縄との県境にある徳之島が「最大1000人」の米海兵隊を受け入れることを要請しました。徳田氏は拒否しましたが、首相はなお徳之島移設を断念していません。さらに首相は連休中の5月4日に沖縄を訪問し仲井真県知事に「県内移設受け入れ」を要請します。
 鳩山首相の「腹案」は、米国政府が日本政府に強硬に履行を迫っている現行案=「キャンプ・シュワブ沿岸域案」を少し「修正」し、それを名護市民、沖縄県民に呑み込ませようというものです。その「修正」とは、くい打ち桟橋やメガフロート(鋼鉄製の箱をつなぎ合わせるもの)の上に1800メートルもの滑走路を建設することです。そうなればサンゴが群生しジュゴンの食料である海草(うみくさ)が育つ広大な海域に滑走路でフタをすることになり、海底の生態系が決定的に破壊されてしまいます。
 鳩山首相はもはや「最低でも県外」の公約を忘れたかのようです。しかし私たちはそういう姿勢を許さず、「沖縄の民意に応える」ことを強く求める必要があります。鳩山政権による新たな「琉球処分」を阻止しましょう。
 以下に改めて緊急署名の呼びかけを記します。連休中に寄せられる署名は、5月7日(金)に首相に提出されます。どうかご協力下さい。心から訴えます。

 辺野古への基地建設を許さない実行委員会(連絡先:本メール末尾)

【緊急署名 沖縄の民意に応えてください】

◆鳩山首相への要請事項◆

 1.今こそ、沖縄の民意を最優先してください。
 2.名護市辺野古への「移設計画」を断念してください。
 3.普天間基地の無条件返還を実現してください。

◆要請の趣旨◆

沖縄の悲願は、一貫して「基地のない平和な島」の実現です。

 1995年9月、沖縄で起きた米兵によるレイプ事件に対する島ぐるみの怒りに直面して、日米両政府は96年4月、普天間飛行場の「返還」を合意しました。しかしそれは、沖縄本島東海岸沖に代替基地(海上施設)を新設することでした(同年12月、SACO最終報告)。◆96年9月の沖縄県民投票では、89%が「基地の整理・縮小」を求める意思を明確に示しました。◆さらに97年12月の名護市民投票では、過半数が「辺野古への海上ヘリ基地建設NO!」を表明しました。
 しかし、自民党政権は、沖縄の頭越しに辺野古への基地建設を強行しようと、莫大な経済振興資金をもって沖縄の人々を懐柔しようとしました。◆それに対し2008年7月、沖縄県議会は「辺野古への新基地建設に反対する」意見書を採択、日本政府、米政府、沖縄県知事に突きつけました。◆09年8月の衆院選では、沖縄県の選挙区・比例区で自民党・公明党が全敗し、◆今年1月24日の名護市長選挙では「辺野古・大浦湾の美しい海に新たな基地は造らせない」と主張した稲嶺進候補が当選しました。
 数々の世論調査でも、沖縄の世論は一貫して「普天間の県外・国外移設」が多数を示してきました。沖縄の民意が「基地の新設」にも「県内移設」にも絶対反対であることは、今や誰の目にも明らかです。
 私たちは、鳩山政権が「沖縄の民意」を正面から受け止め、実現すべきことを、鳩山首相に対して強く要請します。

 辺野古への基地建設を許さない実行委員会

【メール送信による署名の方法】

◆署名は個人・団体(グループ)を問いません。
 ○ 署名していただける方は、氏名と住所をお知らせ下さい。
 ○ 団体(グループ)署名の場合は事務所の所在地ないし連絡先を記して下さい。

 ● 署名の連絡先は次の通りです。    
henoko.no-hutenma.out@mbn.nifty.com
   上記メールアドレスは署名専用です。

◆鳩山首相への署名提出は【5月7日(金)】ですが、賛同の期限は【5月5日(水・休日)】です。名の集約と整理に時間がかかりますので、【5月5日 (水・休日)】までにご連絡下さるようお願いします。

 【協力のお願い】署名される方にお願いします。このメールをできればみなさんの友人やお知り合いの方々に至急ご転送下さい。またご関係のメーリングリストやそれぞれのブログ、ホームページでご紹介下さい。どうか、よろしくお願いします。

◆〔個人情報の保護とこれまでの署名数について〕
  署名者の氏名と住所および署名団体名とその事務所の所在地や連絡先をインターネット上で公表することはありません。ただし署名の件数については、署名簿の提出後、手書きの署名数と合わせて、みなさんに報告します。
 この緊急署名運動は今年2月に始まり、これまでの首相官邸前金曜日行動で計約2万4000筆が首相に提出されました。

●辺野古への基地建設を許さない実行委員会
  090-3910-4140(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
  Fax 03-5275-5989(市民のひろば)
  URL:http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html

2010/05/04(火)00:19 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(0)

pointあれから一年。

イスラエルによるガザ攻撃から1年、多くの子供や民間人を含む1400名以上の死者を出した攻撃自体は停止されているけれど、イスラエルによる封鎖はいまも続き、ガザの人たちは不自由な生活を強いられています。

わたしたちは、ガザを決して忘れません。イスラエルの犯罪を許しません!ということで、署名のお願いです。

ガザ虐殺を繰り返させないための共同声明 賛同者募集:http://d.hatena.ne.jp/gazapetition/

Webコメントは、下記声明に賛同するという意思表示のためのものです。それとは別に、署名用紙による外務大臣宛署名もやってます。わたしもプリントアウトして持ち歩くつもりなので、リアルで会う方はよろしくお願いします。

以下、共同声明文の引用です。

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ガザ虐殺を繰り返させないための共同声明

2008年12月27日、イスラエルがガザを軍事侵攻し、ガザの多数の住民が殺害されてから、一年が過ぎようとしています。私たちは、今こそ日本政府が平和と公正の視点に立ち、イスラエル政府に対して筋の通った意思表示をするよう求めます。以下の各項目について慎重に検討し、実効ある手段をとるよう求めます。

1. ガザの民衆に平和と公正の保障を!

(1)イスラエルのガザ侵攻に対する公正な裁きを求めてください。

「ガザ虐殺」の責任者処罰等を求める勧告を含む「ゴールドストーン報告書」については、残念ながら日本は国連人権理事会決議および国連総会決議において棄権しました。しかし、同報告の勧告内容が賛成多数で可決していることを踏まえ、日本は自らの判断を問い直す必要があります。そして非常任理事国として、同報告における勧告を履行するよう国連安保理に対して働きかけをおこなうべきです。また、日本の援助が投入されている学校、病院、道路、下水道等のインフラについて、イスラエルによるガザ侵攻のためにいかなる被害を受けたのかを調査し、イスラエル政府に対し、相当する額に対する補償を要求するべきです。

(2)ガザ地区封鎖の即時解除を要請してください。

ハマースによる統治が始まった2007年以降、ガザはイスラエルによって完全に封鎖されており、150万人の住民全体が食糧や水の入手、医療へのアクセスを著しく制限され、甚だしい人権侵害のなかにおかれています。何よりも人道的な観点を最優先し、ガザ地区封鎖の完全解除をイスラエル政府に強く求めてください。また日本政府の権限に関わる問題として、日本のNGO関係者やジャーナリストの同地区訪問を制限しないよう求めてください。

(3)ハマース政権との協議を開始してください。

ハマースは2006年1月のパレスチナ立法評議会選挙において過半数の議席を得ており、同党は多くのパレスチナ人の民意を代表する合法政党として、今後の和平プロセスに欠くことのできないプレーヤーです。日本政府はそのことを十分認識した上で、より効果的なガザ復興支援を行うためにも、ハマース政権を含めた関係当局との協議を開始する必要があります。日本の支援は、ハマースとファタハの両党を含んだ統一パレスチナ政府の実現に向けたものであるべきです。

2. 入植地・隔離壁の完全撤収を!

(1)「全占領地からの撤退」原則を明確にしてください。

日本政府は1973年の二階堂官房長官談話において、「1967年戦争の全占領地からのイスラエル兵力の撤退が行なわれること」が必要であると言明しています。国連憲章の観点からも明白であるこの原則にしたがい、東エルサレムを含めた西岸地区における全ての入植地・軍事施設からの撤退をイスラエルに強く求めてください。

(2)入植地における生産物の禁輸措置をとってください。

すべての入植地は違法なものであることを十分認識し、入植地における生産品の輸入禁止措置に向けた法的な検討を開始してください。また、輸入禁止までの当面の措置として、現在、日本に輸入されている入植地産品について、生産地がイスラエルとされている場合は、関税法および不当表示防止法等にもとづき、表示を改めさせる手続きをとってください。
(例:ヨルダン川西岸地区内イスラエル入植地産)

(3)「隔離壁」に関するハーグ勧告の履行を求めてください。

ハーグ国際司法裁判所は2004年7月、イスラエルが西岸地区において建設している隔離壁の建設を中止すること、およびイスラエルに対しその撤去と被害補償を行うことを求める勧告を発表しました。日本政府はイスラエル政府に対し、この勧告を履行するよう強く求めてください。

3. 占領終結に寄与するパレスチナ支援を!

(1)「平和と繁栄の回廊」構想の抜本的見直しを検討してください。

「平和と繁栄の回廊」構想(以下、「回廊構想」)は、パレスチナ住民・NGOから現地のニーズを反映しておらず、むしろイスラエルの占領政策を利する危険があるという厳しい批判を受けています。同構想がイスラエルによる占領の固定化に寄与しないことを明確にしたプロジェクトになるよう大幅な見直しを行なってください。特に、占領地内におけるイスラエル企業の活動を促進することのないよう、十分留意してください。

(2)ヨルダン渓谷等における入植地建設および家屋破壊の即時中止を要請してください。

「回廊構想」の対象地であるヨルダン渓谷地域や、東エルサレムで進められている新たな入植地建設の即時中止を求めてください。また、これらの地域のパレスチナ人居住地において頻発されている家屋破壊命令や、パレスチナ人に対し水資源の利用を大幅に制限していることについても、国際法および人道上の見地から即時に中止するよう求めてください。

(3)移動制限撤廃に向けたさらなる働きかけをしてください。

西岸地区における移動制限は、「回廊構想」がめざすパレスチナ人の自立した経済の確立を決定的に阻害しています。とくに東エルサレムと他の西岸地区との間の移動制限は、国境管理レベルにまで強化されつつあります。ガザ地区封鎖の解除に向けた働きかけに加え、移動制限の全面的撤廃を強く求めてください。

4. イスラエルのアパルトヘイト体制に対する適切な国際圧力を!

(1)イスラエルを「ユダヤ人国家」として認めないでください。

ネタニヤフ政権はパレスチナ自治政府に対し、イスラエルを「ユダヤ人国家」として認めることを要求しています。しかしこのことは、イスラエル国籍をもつパレスチナ市民が被っている法的・社会的差別をいっそう助長することになるだけでなく、中東和平の重要課題であるパレスチナ難民の帰還権の実現に関し、重大な阻害要因にもなります。パレスチナ人に対する同国の差別・排外政策を正当化する主張を認めるような発言は、絶対に行わないでください。

(2)イスラエルに対して核兵器の廃棄を求めてください。

核兵器による甚大な被害を被った経験をもつ被爆国として、日本はイスラエルが自国の核の保有に関して国際社会に一切の説明責任を果たしていない現状を改めさせる必要があります。世界に核廃絶を呼びかける立場から、核兵器の速やかな廃棄をイスラエルに要求するべきです。また、同国の核開発を告発した元核技術者モルデハイ・バヌーヌ氏に対して海外渡航禁止措置がとられてきましたが、これを解くよう働きかけを行ってください。

(3)イスラエルとの軍事協力を一切拒否してください。

イスラエルとのあいだの官民双方における技術協力・共同研究等において、軍事利用・軍事転用されることのないよう、周知徹底がはかられる必要があります。その可能性のあるものについては即時中止するよう、日本政府が具体的措置を取るべきです。また、戦争犯罪者として国際法廷等において訴追される可能性のあるイスラエル軍関係者については、外務大臣はビザの発給を行なわないでください。

2009年12月27日
---(引用終わり)

*参考

ガザ攻撃時のイスラエルの戦争犯罪 国連調査で明らかに(1)
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2009/12/29(火)00:55 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(2)

point違和感。

スタイリストまでつけて振袖なんか着せて、悪趣味すぎて馬鹿じゃないの?としか言いようがない。この牛にとって、深紅の花道は、血の色をした死への道だ。どうせならこのまま、解体もショーにして一部始終を一般公開でもすればいい。いや、ぜひともやるべきだろう。そうすれば少なくとも、牛に振袖を着せて大騒ぎすることの馬鹿馬鹿しさぐらいには気付くだろうから。

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<松阪牛>審査会開く 「みゆきひめ3」が最高賞に輝く (11月30日1時52分配信 毎日新聞)

 高級ブランド・松阪牛の審査会が29日、三重県松阪市で開かれ、最高賞に同県多気町前村、畑敬四郎さん(26)が育てた「みゆきひめ3」が輝いた。

 参加したのは、予選を通過した50頭。6人の審査員が体形、毛並みなどを入念にチェックして選んだ。競り市では、西暦に合わせ、昨年を509万円上回る2009万円の値が付いた。

 「みゆきひめ3」は、丹後ちりめんを友禅染で仕上げた特注の振り袖を背に掛けてもらい、赤い毛せんの花道をゆっくりと進んだ。晴れ姿に加え、2000万円以上の値が付いたのも4年ぶり。「姫はモウ満足」の表情に見えた。【橋本明】

---引用終わり。

なんなんだ、この最後の一文は。本当に、こういったことにはいつも違和感を覚えずにいられない。まだベジタリアンじゃなかった頃にたまたま見たニュース番組で、人工授精で双子の牛が生まれ、片方は乳牛用(白黒)、片方は肉牛用(茶色)の子牛なんです~、かわいいですね~なんて言ってるのを見て、この子牛たちの行く末について、この女性リポーターだなかんだか知らないけれどは、きちんと考えた上で、こんな事を言っているんだろうかと疑問に思わずにいられなかった。まあ、わかって言ってるなら、この人とは残念ながら親友にはなれないなと思うだけだけど。

2009/11/30(月)08:05 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(5)

pointちまたでアレを見かける季節。

秋です。アレが店頭にディスプレイされているのをよく見かけるようになりました。アレとは↓

img55857075.jpg
「ふわっとした柔らかいラビットファーを使って耳あてを作りました 」

img_01.jpg
「ブルーフロストフォックスの繊細な色調と心地よく柔らかい毛質を存分に生かしたブルーフロストフォックスリングマフラー。」

img_01-1.jpg
「天然ミンクファーを使用したストラップです。」


ええと、念のため教えてあげますけど、これらは全て、動物の死体です。知ってました?

あ、ご存知でしたかすいません。

じゃあ、これ↓
fur1.jpg

原材料。↓
fur2.jpg

左がシェパード犬で、右がキジトラ猫。コートも同様。1着の毛つきコートを作るためには、少なくても10匹の成長した犬、または、24匹の猫が使われているそうです。

毛皮をつくるため、動物たちは生きたまま、皮を剥がれます。生きたままの方が安上がりで、剥がしやすく、毛皮に傷も付かないから、だそうです。

知ってました?

ちまたに安価で出回っているリアルファー(毛皮)のほとんどは、中国などで皮を剥がれた犬や猫のものです。(ラビットファーなどの表記があっても、本当は犬猫の毛のこともあります。わたしにとっちゃどっちも一緒ですが、犬猫と知られると消費者の印象が悪くなるからだそうです。)(ついでに蛇足ながらわたしはここで「犬も食べるし中国人ヒドイ」とかそういうレベルのことを言いたいワケじゃありません。クジラやイルカを食べて「日本人ヒドイ」、カンガルーを殺して「オーストラリア人ヒドイ」とか言いあってるのは、同じ穴のムジナだと思うし。)

↓で、中国への毛皮反対署名を募ってます。
http://animalsaviors.org/petition.html

だけど、そもそもは買う人がいるから売る人がいるわけなので。結論。

どうか、動物の死体を買わないでください。
cat_big.jpg

この猫たちのその後の写真はさすがにココに載せる勇気がありません。くわしくは→「毛皮はいらない連絡網」でどうぞ。


去年、暑い中、Kさんと参加した「毛皮反対デモ」。今年も11月にやるそうです。
2007nofur-2.gif
くわしくは→ファッションの為に命の犠牲はイラナイ

試験前なので微妙だけど、去年作ったTシャツも置いてあるし、できればまた参加したいな。だけどKさんは今や東京だし、今年は一人参加かなぁ~。とほ~。


2009/09/05(土)12:00 | 生きる権利 | トラックバック(0) | コメント(2)

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